岩美町で捕獲のイノシシ 豚熱に感染確認 捕獲体制を強化へ

岩美町で捕獲されたイノシシが、ブタの伝染病CSF=豚熱に感染していたことが確認され、八頭町以外では初めての確認となったことから、県は、イノシシの捕獲体制を強化することにしています。

県によりますと、3月15日に八頭町で死んでいたイノシシと、岩美町で捕獲したイノシシそれぞれ1頭が、いずれも豚熱に感染していたことが検査の結果確認されました。
県内での豚熱の感染確認は合わせて5件となりましたが、八頭町以外での確認は今回が初めてです。
県は17日、防疫対策連絡会議を開き、岩美町に近い兵庫県北部でも感染確認が相次いでいるとして、岩美町でも猟友会と連携して、捕獲の体制を強化する方針を確認しました。
県によりますと、県内の養豚場のブタには異常は出ていないということです。
県は、死んだイノシシを見つけたらすぐに市町村や県に連絡することや、ウイルスは土の中にも含まれるため、登山者に対しては、靴の泥を山で落として下山することを呼びかけています。