多様なアートの世界を 鳥取市で創作楽器の演奏でダンス
鳥取県立美術館の開館に向けて、多様なアートの世界を知ってもらおうと、創作楽器の演奏とダンスのパフォーマンスが鳥取市で行われました。
この催しは、2年後に迫った鳥取県立美術館の開館に向けて、多くの人にアートの世界に触れてもらう取り組みの一つとして、鳥取市の県立博物館が企画しました。
26日は、京都を拠点に活躍するアーティストの鈴木昭男さんと宮北裕美さんがみずからの作品を展示している会場で、創作楽器の演奏とダンスによるパフォーマンスを披露しました。
このうち、鈴木さんが作った鉄の筒をスプリングでつないだ糸電話のような形の楽器は、スプリングをこすると水が落ちるような音がし、筒に声を吹き込むと、山びこのような音がします。
鈴木さんが奏でる音が響く中、宮北さんは、しなやかな動きのダンスを見せ、訪れた人たちは、この場でしか体験することのできないアートの世界を楽しんでいる様子でした。
鳥取市から訪れた24歳の女性は「ダンサーの方は、音楽や空間に合わせて感じるままに動いていると思いました。体を折り曲げたり手を伸ばしたりの動きがかっこよかったです」と話していました。