倉吉市で犬や猫の保護施設の活動を知ってもらう催し

引き取り手のない犬や猫を受け入れ、新しい飼い主を探す活動をしている倉吉市の保護施設で、活動を広く知ってもらうための催しが開かれました。

倉吉市にある動物愛護施設「アミティエ」は、県と連携して保健所から犬や猫を受け入れ、不妊手術やワクチン接種などをした上で、新たな飼い主を探す活動をしています。
施設では、こうした活動を広く知ってもらおうと、毎月イベントを開いていて、19日は、犬のしつけ方を教える教室が開かれ、5組の飼い主と犬が参加しました。
教室では、訓練士が犬がよい行動をしてから3秒以内にご褒美のおやつを与えると、犬が理解しやすいことを説明し、参加した飼い主が実際に与え方を練習していました。
去年7月に、この施設から引き取った犬を夫婦で育てているという鳥取市の47歳の女性は「この子が私たちになじんでくれたらと思い、しつけ教室に毎回参加している。飼うのは大変なこともあるが、一緒に生活してみて、楽しいとか幸せだと感じることのほうがはるかに大きい」と話していました。
施設を運営する公益財団法人の所長で獣医師の高島一昭さんは「いろんなイベントを通して施設のことを知ってもらって、譲渡数が1頭でも増えればいい」と話していました。