手話の同時通訳で通話「電話リレーサービス」無料利用 全国初

耳が聞こえない人と聞こえる人が、手話の同時通訳などを介して通話する国の「電話リレーサービス」について鳥取県は、2月から全国で初めて無料で利用できる取り組みを始めます。

「電話リレーサービス」は、耳が聞こえない人と聞こえる人が電話で連絡を取りたい場合に、手話の同時通訳や文字のチャットを介して通話するもので、おととしから始まりました。
サービスは、耳が聞こえない人が事前に登録することで利用でき、消防などの緊急通報やフリーダイヤルは無料で利用できますが、そのほかは利用時間に応じた料金が必要です。
この利用料について鳥取県は、希望者をまとめて登録し、利用料金も負担する「地域登録」という制度を全国で初めて活用し、2月分から負担することで、無料で利用できる取り組みを始めます。
県によりますと「電話リレーサービス」が始まってから、およそ1年半がたちましたが、登録者数が低迷しているということで、料金を負担することで利用者数の拡大を図りたい考えです。
県は「電話リレーサービス」と無料で利用できる取り組みについて、2月12日に米子市で説明会を開くことにしています。