米子水鳥公園で“珍鳥総選挙” 確認された珍しい鳥の人気競う
米子市の米子水鳥公園で、これまでに確認された珍しい鳥の人気を競う「珍鳥総選挙」と名付けたイベントが、2月1日から始まりました。
このイベントは、米子水鳥公園でこれまでに確認された珍しい鳥を紹介し、お気に入りの鳥に投票してもらうもので、園内のネイチャーセンターには、20種類の水鳥の写真が、珍しさの度合いを公園独自に判定した「レア度」をつけて展示されています。
このうち、黒い顔としゃもじのようなくちばしが特徴の「クロツラヘラサギ」は、公園には毎年のように飛来していますが、世界的には絶滅の危険性が高い鳥だということです。
また林の中に住む「アオバト」は「ポアーオ」などという特徴的な鳴き声は聞こえてもその姿はめったに見ることができず、水鳥公園で写真におさめたのは貴重だということです。
投票した米子市の70代の男性は「『ソリハシセイタカシギ』に投票しました。白と黒のツートンカラーとくちばしの角度がいいと思いました」と話していました。
米子水鳥公園の桐原佳介指導員は「総選挙を通して、湿地に集う生き物たちに少しでも関心を持ってほしいです」と話していました。
投票は2月27日まで行われ、水鳥公園は、上位12位までに選ばれた鳥の写真を使って、来年のカレンダーを制作することにしています。