ベジタリアン向けメニュー作りをアドバイス 倉吉市
海外からの旅行客を増やそうと、宿泊施設などを対象に、ベジタリアン向けのメニュー作りをアドバイスする講座が14日、倉吉市で開かれました。
この講座は、宗教や健康などの理由で、肉や魚などを食べないベジタリアンの外国人観光客でも楽しめる料理を開発しようと、鳥取県が倉吉市で開き、県内の宿泊施設や観光関係者などおよそ20人が参加しました。
講座では、フランスの大使館などで公邸料理人を務めた工藤英良さんが、世界的にベジタリアンの割合が年々増えていることや、ベジタリアン向けの料理にはかつおだしが使えないが、ゆずこしょうを加えれば、しっかりとした味わいに仕上げられると説明しました。
そのあと工藤さんが調理した県内産の原木しいたけやブロッコリーが入った「野菜おでん」豆腐にごまダレをかけた料理などが提供され、参加者はレシピを確認したり、携帯電話で撮影したりした後、試食していました。
米子市の宿泊施設の担当者は「海外からの観光客だけでなく、国内でも子どものアレルギーのために動物性の食べ物を避けるケースがある。野菜のうまみやこくなどを引き出すやり方を聞くことができ勉強になった」と話していました。