日本セーリング連盟が境港公共マリーナ訪問 拠点環境作り要望

再来年のパリオリンピックに向けた、セーリング競技の強化センターに認定された境港市の「境港公共マリーナ」を日本セーリング連盟の会長らが訪れ、有望な若手選手を育成する拠点としての環境作りを要望しました。

境港市にある「境港公共マリーナ」は、8年前からJOC=日本オリンピック委員会のセーリング競技の強化センターとして活用されていて、11月には、再来年のパリオリンピックに向けた強化センターにも引き続き認定されました。
これを受けて、競技団体の日本セーリング連盟の馬場益弘会長らが14日にマリーナを訪れ、施設側と今後の活用方法などを協議しました。
このなかでセーリング連盟は、マリーナを有望な若手選手たちの育成拠点として、来年3月以降、年間4回程度の合宿を行う考えを示したうえで、練習中の事故への対応などの環境整備を要望しました。
これに対し施設側は、安全対策として救助用ボートを配備し、マリーナを使用する際にはレスキュー隊も手配していることなどを説明していました。
日本セーリング連盟の馬場会長は「海に非常に近い申し分ない環境なので、若い選手の育成を重点に活用を進め、鳥取県にセーリングファンを増やしていきたい」と話していました。

パリオリンピックに向けた強化センターをめぐっては、鳥取県内では、セーリングだけでなく、倉吉市にある「県立倉吉体育文化会館」が、スポーツクライミングの強化センターとして認定されています。
倉吉市にある「体育文化会館」は、5年前にJOCのスポーツクライミング競技の強化センターに認定され、東京オリンピックのフランス代表チームの事前合宿を受け入れたほか、大規模な大会もたびたび開催されています。
県によりますと「体育文化会館」には国際大会にも使われる設備があることや、これまでの活用実績などが評価され、11月にJOCから、再来年のパリオリンピックに向けた強化センターとして引き続き認定されたということです。
地元の倉吉市などは、ことし6月、スポーツクライミングの聖地を目指す協議会を設立するなどして、受け入れ体制の強化を目指していて、地元の子どもたちなどを対象に体験教室を開いたり、練習環境を整備したりすることにしています。
「倉吉市スポーツクライミング聖地化推進協議会」は「新しい競技なので、皆さんにより親しみを持ってもらい、地域全体として盛り上げていけるよう、競技のすそ野を広げる取り組みを進めていきたい」と話していました。