米子空港国際線定期便再開へ 施設整備費最大1000万円補助

新型コロナの影響で運休している米子空港の国際線の定期便の再開を後押ししようと、鳥取県は、空港ビルが行う施設整備の費用を、最大1000万円まで補助することになりました。

米子空港と海外を結ぶ国際線の定期便は、おととしまで上海便と香港便、3年前までソウル便が運航していましたが、新型コロナの影響などでいまも運休が続いています。
韓国の航空会社「エアソウル」が、米子空港の体制が整えば来年春ごろにソウル便の再開を目指す中、鳥取県は、空港ビルが入国手続きのエリアの感染対策を強化する際、最大1000万円まで全額補助することになりました。
具体的には、間仕切りのカーテンを検疫所に設置する費用などを補助するということです。
米子空港の施設整備の費用は、12月の補正予算案に盛り込まれ、12月1日に開会する定例県議会に提案される予定です。
県国際観光誘客課は「地方空港では、一部の空港ですでに国際線が再開しているが、早期の再開を目指すには、自治体の協力が不可欠だと考えている。県としても協力していくことで早期の再開を目指したい」としています。