第8波緊急対策 保育・高齢者施設などに検査キット無償配布
新型コロナの「第8波」への緊急対策として、クラスターや集団感染の発生を防ぐため、鳥取県は県内すべての保育施設、高齢者施設、医療機関などの職員向けに、およそ60万回分の検査キットを無償で配布することを決めました。
県は18日、新型コロナ対策本部の会議を開き、このなかで担当者から一週間あたりの新規感染者数が県中部で急増し、県西部でも増加していることが報告されました。
県は「第8波」への緊急対策として、クラスターや集団感染が相次いでいる幼稚園や保育施設、それに高齢者施設や医療機関などで、すべての職員が12月からの3か月間、抗原検査を週1回以上受けられるよう検査キットを、無償で配布することを決めました。
配布する検査キットはおよそ60万回分で、国から配分されるものを使うということです。
県は各施設に対し「検査キットを有効に活用して感染の早期発見につなげ、職員の健康管理や施設の感染拡大防止を徹底してほしい」としています。
県によりますと、11月に入ってから県内では高齢者施設を含む社会福祉施設で15件、保育施設で5件、医療機関で1件のクラスターが発生しているということです。