鳥取空港で航空機の火災事故想定し訓練 消防などが手順確認
鳥取空港で、着陸した旅客機から火災が発生したことを想定した訓練が行われ、消防や空港の管理会社などが対応の手順を確認しました。
6日、鳥取空港で行われた訓練には、消防や警察、それに空港の管理会社の社員などおよそ230人が参加しました。
訓練は、空港に着陸した旅客機のエンジンから出火したという想定で行われ、最初に、空港に常駐している化学消防車3台が出動して、炎上する機体に見立てた車両に放水しました。
このあと、通報を受けて駆けつけた消防車も加わり、消火活動を続けるとともに救急隊が救出された乗客のけがの程度を確認し、治療や搬送の優先順位を決める「トリアージ」を行い、病院への搬送手順などを確認していました。
空港の管理会社によりますと、この訓練は、去年までは、新型コロナの影響で参加人数を制限していましたが、ことしは、3年ぶりに例年と同じ規模で行われたということです。
空港の管理会社「鳥取空港ビル」の川本良則専務取締役は「訓練の中では、情報が錯綜することがあり、課題がはっきりとなった。安全安心な空港を肝に銘じながら、業務にあたっていきたい」と話していました。