日吉津村にある「うなばら荘」米子の企業が新事業断念

日吉津村にある保養施設「うなばら荘」について、所有していた「西部広域行政管理組合」から譲渡された米子市の企業が、建築資材の高騰などの影響で収益が見込めないとして、新たな宿泊施設の開業を断念したことが分かりました。

日吉津村の高齢者向けの保養施設「うなばら荘」について、施設を所有していた県西部の9つの市町村でつくる「西部広域行政管理組合」は、利用者の減少にともない、公募に応じた米子市の企業「ヤードクリエイション」にことし5月に譲渡していました。
この企業では、施設を修繕した上で、アスリート向けの宿泊施設の開業を目指していましたが、新型コロナの感染拡大や、建築資材の高騰など影響で収益が見込めないとして9月、事業を中止すると組合などに伝えました。
組合によりますと「うなばら荘」の施設について、すでに複数の事業者が関心を示しているということで、組合とヤードクリエイション、それに施設のある土地を所有する日吉津村で、今後の対応を協議することにしています。