通園バスの安全対策を徹底 県が幼稚園や保育施設に周知
静岡県の認定こども園で、3歳の女の子が通園バスの車内に取り残され死亡したことを受けて、鳥取県は県内すべての幼稚園や保育施設に対し、安全対策を徹底するようメールで周知しました。
5日、静岡県牧之原市の認定こども園の通園バスの車内で、3歳の女の子が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されました。
女の子は、朝の登園の時からおよそ5時間、車内に取り残されていたとみられ、警察は、安全管理が不十分だったとみて調べています。
これを受けて鳥取県は6日、県内の幼稚園や保育施設などおよそ300の施設に対し、市町村を通じて、送迎バスの車内に子どもが取り残されることがないよう、安全対策の徹底をメールで周知しました。
県では去年12月に、送迎バスは運転手に添乗員を加え、複数人で運行することや、乗車する児童の名簿を作成して、乗り降りを確認することなどを求めるガイドラインを公表していて、これを参考にして安全対策を見直すよう呼びかけています。
子育て王国課は「新型コロナの感染拡大で子どもたちの欠席が増えている一方、施設の職員が出勤できなくなるケースも増えている。職員どうしの連係ミスがないよう徹底して欲しい」としています。