杉田玄白「解体新書」全5冊を展示 県立図書館

江戸時代の医師・杉田玄白らが翻訳し、日本の医学の発展に大きな影響を与えた「解体新書」が、このほど県立図書館に寄贈され、8月から展示されています。

「解体新書」は、オランダ語で書かれた医学書を、杉田玄白らが翻訳して1774年に木版印刷で出版したもので、西洋医学の知識を広め、日本の医学の発展に大きな影響を与えたとされています。
ことし3月、この「解体新書」全5冊が県内に住む男性から、若い世代の人の教育に役立ててほしいと県立図書館に寄贈され、8月から展示されています。
このうち、序章と図解がまとめられた冊子では、扉絵の部分が開かれ、細部まで描かれた男女や、動物などを見ることができます。
また会場には、すべてのページを見ることができるタブレット端末も用意され、自由に動かして文章を読んだり、精密に描かれた人間の骨格や臓器の絵を見たりすることができます。
県立図書館によりますと「解体新書」の全5冊がそろうのは、全国的にも珍しいということです。
県立図書館の佐藤紘一学芸員は「解体新書を知らない子どもでも、ここで見れば大きくなって歴史を勉強したときに違った気持ちで学べると思うので、多くの人に見てもらいたい」と話していました。
「解体新書」の展示は、8月末まで行われています。