山陰両県 感染者増加も県境またぐ移動自粛求めず 情報を共有

山陰両県で、過去最多の新型コロナの感染者数の発表が相次ぐ中、両県の知事が会談し、県境をまたぐ移動の自粛は求めないものの、改めて基本的な感染対策の徹底を呼びかけていくことや、感染事例などの情報を共有することを確認しました。

全国的に新型コロナの感染者数が増加に転じるなか、島根県でも5日に755人、鳥取県では6日、215人の過去最多の感染確認が発表されています。
こうした中、鳥取県の平井知事と島根県の丸山知事が米子市で会談し、今後の対策について話し合いました。
この中で丸山知事は「島根県東部と鳥取県西部は人の行き来が多く、島根県の感染拡大が鳥取県に影響を与えている」と述べました。
これに対して平井知事は「鳥取県では職場で感染が広がり、家庭に持ち帰られて子どもたちに感染し、学校に持ち込まれている」と述べました。
そして両知事は、オミクロン株のうちより感染が広がりやすいとされる「BA.5」の感染事例などの情報を共有するとともに、改めて基本的な感染対策の徹底を呼びかけていくことを確認しました。
一方、両知事は会談後の記者会見で、県境をまたぐ移動の自粛については、市民生活や経済に影響が大きいことから求めない考えを示しました。
平井知事は「往来をシャットアウトするのは、経済社会に対する打撃が大きくなりすぎる。基本的な感染予防対策をもう一度しっかりお願いしたい」と述べました。