“週1副社長”副業で県内企業の経営 活用促すセミナー 米子
都市部の人たちに副業の形で、県内企業の経営に関わってもらう「週1副社長」という、鳥取県の取り組みの活用を促すセミナーが、米子市で開かれました。
鳥取県は都市部の人たちに副業の形で、人手不足などに悩む県内企業の経営に関わってもらう「週1副社長」という取り組みを進めていて、去年は220件のマッチングにつなげたということです。
県は10日、米子市でこの取り組みの活用を促すセミナーを開き、県内の事業者60人あまりが参加しました。
この中で、取り組みを手がけている「とっとりプロフェッショナル人材戦略拠点」の松井太郎戦略マネージャーが「企業などから受ける経営課題についての相談のほとんどが、課題を解決する人がいないということに集約される。優秀なビジネス人材は、副業で採用する時代だ」と述べ「週1副社長」の活用を呼びかけました。
このあと個別の相談会が行われ、参加した事業者に対し、求人をどのように出せば人が集まるのかなどアドバイスを送っていました。
参加した境港市でリラクゼーションサロンを営む女性は「副業人材を活用したいと思っているので、担当者に相談しながらマッチングしてもらえる人を探していきたい」と話していました。