天然のアユが生息しやすい河川工事の研修会 倉吉市

ここ最近大幅に減っている、天然のアユが生息しやすい環境に変えるための河川工事の研修会が24日、倉吉市などで開かれました。

この研修会は、河川改修などの影響で減りつつある県内のアユを増やそうと、県栽培漁業センターが倉吉市などで開いたもので、地元の漁協や国と県の土木の担当者などおよそ30人が出席しました。
研修会では、建設コンサルタントの有川崇さんが県中部を流れる天神川について、河川改修の結果、アユなどが休憩する淵と呼ばれる場所や浅瀬がなくなってしまったとして、工事などを行う際は、淵と浅瀬をセットで設計することが重要だと指摘しました。
このあと三朝町の天神川に移動し、川を横断する形で石を並べることで、水の流れを変化させ、淵と浅瀬を作っている様子を見学しました。
県栽培漁業センターによりますと、県内のアユの遡上はここ10年ほどで大きく減少し、特に遡上数が多い県西部の日野川では、10年前に410万尾だったのが、ことしは7万6000尾にとどまり、天神川でも平成25年に57万尾いたのが、ことしは4000尾まで減っていてます。
研修に参加した漁協の担当者は「石の置き方などでアユが生息できる環境になることがよく分かった。漁協としてもアユの回復に向けて努力していきたい」と話していました。