海上自衛隊30代の海士長 同期隊員にセクハラで懲戒処分

海上自衛隊の徳島航空基地隊に所属する30代の隊員が、同期の隊員の手足を触るなどのセクハラを行ったとして、19日付けで停職1か月の懲戒処分を受けました。

懲戒処分を受けたのは松茂町にある海上自衛隊徳島教育航空群の徳島航空基地隊に所属する30代の海士長です。

徳島教育航空群によりますと、海士長は去年11月、ほかの隊員たちと飲食店を訪れた際、マッサージだとして同期の隊員の手足を触ったり抱きついたりするセクハラを行ったということです。

被害者から相談を受けた別の隊員が上司に報告したことで発覚し、徳島航空基地隊は19日付けで海士長を停職1か月の懲戒処分にしました。

調べに対して海士長は「酒に酔っていたため記憶がない。軽率な行動をとってしまい深く反省している」と話しているということです。

海上自衛隊では「特定秘密」の情報や潜水手当の受給などで違反や不正が多数発覚し、19日、トップの海上幕僚長が交代しています。

徳島航空基地隊司令の山崎浩人1等海佐は「事案の防止に取り組んでいるなかで起こったことを重く受け止めている。引き続き指導を徹底し、厳正な規律の維持や再発防止に努めていく」とコメントしています。