警察官がカスタマーハラスメント対策 初の講習会

徳島県警察本部で、警察官への度を超した暴言や迷惑行為、いわゆる「カスハラ」=カスタマーハラスメントに対応する能力を向上させるための初めての講習会が開かれました。

徳島県警察本部で17日初めて開かれた講習会には、若手警察官や、相談業務や運転免許センターで窓口対応にあたる警察職員などオンラインを含めおよそ70人が参加しました。

講習会ではコールセンター業務を行う企業から講師を招き、相手と落ち着いて対話するためのノウハウとして、身だしなみや会話の際の表情、さらに電話で対応する際は、話すスピードと明るさを大切にするようアドバイスを受けました。

また、苦情については安易に「カスハラ」と捉えず、まずは相手の話を最後まで聞き応じられることと、できないことを明確にしたうえ、組織としてカスタマーハラスメントに対応するマニュアルを整備して対処することが必要だと説明していました。

参加した警察職員は「ふだん電話で対応する場面も多く、言葉づかいで間違えている部分もあった。声のトーンなどにも気をつけながら対応していきたい」と話していました。