水の事故を防ぐ安全教室 阿南市の小学校

夏休み中の水の事故を防ごうと、阿南市の小学校で安全教室が開かれ、子どもたちが服を着たまま水に浮かぶ方法を学びました。

阿南市などが開く安全教室は18日吉井小学校のプールで行われ、高学年の児童およそ20人が参加しました。

子どもたちはふだん着のままプールに入り、服が水を吸って重くなることを体感したあと、呼吸ができるよう顔を出してあおむけに浮かぶ「背浮き」を練習しました。

そのうえで服を着たまま長時間浮くのは難しいことや、ペットボトルなど浮力があるものを抱えたりライフジャケットを着たりすることで安定して浮く方法を学びました。

7月7日には愛媛県で川遊びをしていた小学5年生の女の子が溺れて死亡するなど、各地で水の事故が相次いでいて、市などは水辺で遊ぶ際はライフジャケットの着用などを呼びかけています。

参加した小学6年生の児童は「水の中に落ちたら服が体に張り付くのであわてて溺れてしまうかもしれないと思った。夏休みにも川に行くので浮くものを用意して遊びたい」と話していました。

阿南市スポーツ振興課の樫詰尚弥主事は「毎年各地で水の事故が絶えないので水辺では子どもだけで遊ばずライフジャケットなどを活用してほしい」と話していました。