「地球の歩き方」徳島版 来年3月に発行へ 四国の県単独は初

旅行ガイドブックのシリーズ「地球の歩き方」の徳島版が来年3月に発行されることになりました。すでに四国版が発行されていますが、四国の県単独での発行は今回が初めてです。

「地球の歩き方」の由良暁世編集長らは、今月はじめ徳島県庁を訪れ、後藤田知事に来年3月に徳島版を発行することを報告しました。

「徳島版」は、県内24のすべての市町村の歴史や文化に関する情報がおよそ400ページにわたって盛り込まれる予定です。

1979年に創刊された「地球の歩き方」は、海外旅行のバイブルとも呼ばれてきましたが、コロナ禍で海外旅行の需要が落ち込んだことなどから、ここ数年、国内版にも力を入れています。

出版社によりますと、去年11月に四国版が発行されていますが、四国の県単独での発行は徳島県が初めてだということです。

由良暁世編集長は「四国版の発売後に徳島県には多くの魅力があるという声がたくさん寄せられたので発売することにしました。他県の人に魅力を伝えることができる本にしたい」と話していました。