パリで県産の食料品や工芸品の販売コーナーを設置 徳島県

徳島県は、海外への県産品の販路拡大につなげようと、今月オリンピックが開かれるフランスのパリで、県産の食料品や工芸品を販売するコーナーを設けています。

徳島県は、今月から9月にかけてパリで開かれるオリンピックやパラリンピックにあわせて、長野県の企業や自治体などでつくる団体が設けた現地のアンテナショップに県産品を販売するコーナーを設けています。

県西部の特産の半田そうめんや鳴門わかめなどの食料品のほか、藍染めの布で作った造花の工芸品など、あわせて26の商品が販売され、そうめんなどを試食することもできます。

県の担当者によりますと、国内の生産量が全国で2番目となる県産の「ゆず」を使った製品は、フランスをはじめヨーロッパで人気が高く、現地の飲食店の経営者などから問い合わせがきているということです。

販売コーナーは、3か月おきに商品を入れ替えながら、来年3月末まで設けられる予定です。

徳島県の後藤田知事は、「『木頭ゆず』など徳島のブランドは、フランスでも非常に人気がある。今後も、さまざまな県産品をパリの販売コーナーから発信していきたい」と話しています。