副知事の後任 県理事務める村上耕司氏を起用する方向で調整

徳島県の後藤田知事は伊藤大輔副知事の後任として、内閣府から徳島県に出向し、現在、県の理事を務める村上耕司氏を新たに起用する方向で調整を進めていることが関係者への取材でわかりました。

徳島県の副知事は、志田敏郎氏と財務省から徳島県に出向している伊藤大輔氏の2人が務めていますが、伊藤氏は今月退任し、財務省に戻る見通しです。

後藤田知事は伊藤氏の後任の人事について検討を進めた結果、県の理事を務める村上耕司氏を新たに起用する方向で調整を進め、県議会の関係者に伝えたことがわかりました。

村上氏は、千葉県出身の44歳。平成16年に内閣府の職員となり大臣秘書官や男女共同参画推進官などを務めました。

そして去年6月から徳島県に出向し、徳島市中心部のまちづくりや蓄電池産業の振興を図る「徳島バッテリーバレイ構想」などに取り組んでいます。

この人事案は、3日に最終日を迎える県議会に提案される見通しです。