別人のマイナンバーに約7ヶ月間 誤登録 外国人の住民登録

徳島市に転入する1人の外国人の住民登録をする際、職員が誤って名前や生年月日などが同じ別人のマイナンバーを登録していたことがわかりました。

およそ7か月にわたって間違って登録されていましたが悪用されるなどの被害は確認されていないということです。

徳島市によりますと、去年11月、職員が市に転入する外国籍の20代男性の住民登録を行う際、過去にマイナンバーが発行されていないか確認するためシステムで検索したところ、氏名と生年月日、それに国籍と性別がすべて一致する人が表示されたということです。

このため職員は同一人物だと思い込み、別人のマイナンバーを住民票とひも付けてしまったということです。

5月、間違われた住民がマイナンバーを取り扱う別の機関から指摘を受けたことをきっかけにミスが発覚したということで、およそ7か月にわたって別人のマイナンバーが登録されていました。

悪用されるなどの被害は確認されていないということですが、市はこの住民に謝罪した上で、新しいマイナンバーを発行しました。

徳島市住民課は「ご迷惑をおかけして申し訳ない」とした上で、外国籍の住民の住民登録を行う際には、日本での居住歴の確認を徹底するなどして再発防止策を講じることにしています。