徳島県の人口が69万人を下回る 人口減少に歯止めかからず

徳島県の推計人口は、先月1日時点で68万8000人余りと69万人を下回り、1年で9000人余り減り、人口減少に歯止めがかからない状況が続いています。

徳島県は、最新の国勢調査をもとに住民基本台帳や出生数、死亡数、転出入の状況を考慮して推計人口を毎月公表しています。

それによりますと、先月1日時点の徳島県の人口は68万8373人で、前の月と比べて2699人減って69万人を下回り、1年前の去年4月と比べると9360人減りました。

性別の内訳は、男性が32万9264人で、去年4月と比べて4343人減り、女性が35万9109人で、5017人減っています。

徳島県の人口は、昭和31年1月の87万8671人をピークに減少傾向となり、平成19年10月に80万人を下回り、去年4月に70万人を下回って、この1年間で69万人を下回りました。

人口減少に歯止めをかけるために、後藤田知事は「企業誘致を進めるとともに、UターンやJターン、Iターンなどで徳島に来てもらえるよう働き方改革や子育て環境の整備など住みやすい環境を整えていきたい」と話しています。