自転車ヘルメット 徳島の着用率27%余 前年とほぼ変わらず

去年4月に着用が努力義務化された自転車用のヘルメットについて、警察が先月、徳島県内で「着用率」を調べたところ27%余りと1年前とほぼ変わらず、普及が進んでいないことがわかりました。

去年4月に自転車に乗るすべての人にヘルメットの着用が努力義務化され、警察は3か月ごとに通行量の多い駅や学校の近くの県内10か所でヘルメットの着用状況を調べています。

それによりますと、先月の調査では自転車に乗っていた1781人のうち着用していたのは484人と「着用率」は27.2%でした。

努力義務化された1年前の去年4月は27.9%で、ほぼ変わっておらず、普及が進んでいないという結果になりました。

年代別にみると
▽校則で着用が定められていることが多い中学生は95.8%と最も高く、
▽65歳以上の高齢者は37%、
▽大学生は15.2%、
▽高校生は8.1%と最も低かったということです。

徳島県警はとくに着用率が低かった高校生に対する取り組みとして、自転車ヘルメット着用のモデル校を指定するなどして重点的に呼びかけを行い、着用率の向上を目指していくことにしています。