台湾の阿波踊りグループ 徳島で練習 踊りや鳴り物の技術学ぶ

台湾で結成された阿波踊りグループが徳島市を訪れ、本場の踊り手グループの練習に参加して踊りや鳴り物の技術を学んでいます。

徳島市を訪れているのは台湾の阿波踊りの愛好家で作る「YAT連」のメンバー5人で、23日から5日間の日程で阿波踊りの技量を高める練習を行っています。

技量が高い「有名連」の1つ、「蜂須賀連」が指導にあたり、23日夜は連の全体練習に参加しました。

メンバーは個別に指導を受け、このうち、女踊りでは足を前に運ぶときのつま先の方向や手の指先の広げ方など、基本的な動きを細かく学んでいました。

メンバーは滞在中に蜂須賀連の稽古を受けて踊りや鳴り物の演奏法を習得し、台湾でグループ全体の指導にあたるということです。

「YAT連」の王嘉宏連長は「本場の練習は台湾での練習より大変でした。練習を重ねて阿波踊りの情熱と楽しさを台湾の人に伝え、自分たちも楽しめるようになりたい」と話していました。

指導にあたった蜂須賀連の岡本慎治連長は「徳島で阿波踊りに身近に取り組んでいるのとは違い、海外で大変な思いをしながら一生懸命やっているのは頭が下がる。今後、お盆に一緒に踊れるようになればと思う」と話していました。