釣りを新たな観光資源に県と関係団体のプロジェクトチーム発足

釣りを徳島の新たな観光資源にしようと、徳島県と関係団体で作るプロジェクトチームが22日発足し、釣り客の誘致について意見を交わしました。

釣り場が豊富で磯釣りが盛んな徳島の特色を観光につなげるため、徳島県は旅行会社や釣りの関係団体などと「釣〜リズム」(つーりずむ)推進と題したプロジェクトチームを立ち上げ、22日県庁で初めての会合が開かれました。

この中で釣りの愛好団体の代表は「昔と比べて釣れる魚が減っているため、海の環境保全が必要だ」と訴えました。

また、釣りいかだの運営団体の理事からは釣り客の安全を確保するため、登山のように届け出制度を作ることや、初心者に対応するインストラクターを増やすことを求める声が挙がりました。

県は釣り客の誘致に向けて今後も会合を重ね、民間事業者と連携してイベントやツアーの開催を検討することにしています。

会議に参加した後藤田知事は「徳島が釣りの観光都市であることを世界に向けても発信したい。具体的な提案をいただいたので県全体で釣りを支援していきたい」と話していました。