竹ヶ島 海の安全と大漁願う夏祭り始まる

海陽町の竹ヶ島で海の安全と大漁を願う「夏祭り」が始まり、子どもたちがみこしを担いで島を練り歩きました。

まぐろ漁などが盛んな海陽町の竹ヶ島では、毎年、この時期に海の安全と大漁を願う祭りを行っていて、徳島県内では最も早い夏祭りといわれています。

祭りでは、島の子どもたちと近くの小学校の児童あわせて21人が、重さ50キロ以上あるみこしを担ぎ大きな声をあげながら練り歩きました。

島には、みこしを見るために多くの人が集まり、スマートフォンで写真を撮ったり、声援や拍手を送ったりしていました。

みこしを担いだ島の小学生は「肩が痛かったけど、楽しかったです。みんなと担げてよかった」と話していました。

一方、みこしを担いで神社の石段を駆け下り海に入る、伝統の「暴れみこし」の「浜入れ」は、担ぎ手が集まらず行われませんでした。

竹島神社の多田雅幸宮司は「浜入れは祭りのメインですからいつか復活することを願い努力したい」と話していました。