“子どもたちが育てた米で日本酒”好評につき特産品に 藍住町

徳島県藍住町で子どもたちが育てた酒米を使ったオリジナルの日本酒を去年造ったところ、好評だったことから、地元の商工会ではことしは生産量を増やし、新たな地域の特産品として広めていくことにしています。

徳島県藍住町では、地元の商工会の青年部が、地元の子どもたちが田植えをして育てた酒米を使うなどしてオリジナルの日本酒造りに取り組んでいます。

日本酒は徳島ゆかりの戦国大名、三好氏の本拠地「勝瑞城館」が藍住町にあったとされることにちなんで、「勝瑞城」と名付けられ去年初めて販売したところ、ふるさと納税の返礼品に活用されたほか、予約分がすぐに完売するなど好評だったということです。

このため、ことしは生産量を去年の1.2倍余りに増やすことに決め、21日は協力している鳴門市の酒蔵で完成した日本酒を瓶詰めしていきました。

地元の商工会では、新たにオンラインサイトを立ち上げるなどして新しい地域の特産品として広めていくことにしています。

藍住町商工会青年部の冨永優弥副部長は「美味しい日本酒ができたので多くの人に知ってもらい、町の歴史も含め盛り上げていきたい」と話していました。