ウミガメ産卵地の海岸で子どもたちがごみ拾い 美波町

ウミガメの産卵地として知られる美波町の海岸では、ウミガメが安全に上陸できるよう地元の子どもたちがごみ拾いを行いました。

美波町の大浜海岸はアカウミガメの産卵地として国の天然記念物に指定されていて、産卵期に合わせて3か月間、夜間の海岸への立ち入りが制限されています。

これにあわせて、地元の小中学生と徳島海上保安部の保安官らあわせて200人余りが海岸でごみ拾いを行いました。

砂浜では、ウミガメが上陸する妨げにならないようプラスチックごみや発泡スチロール、それにガラスなどを拾ってごみ袋に集めていました。

大浜海岸では、去年、調査が始まって以来、初めてウミガメの上陸が確認されず、地元では産卵の観察会の中止や海岸の清掃活動を行うなど、産卵しやすい環境づくりを進めています。

中学3年生の生徒は「きれいな海岸だと思っていたがペットボトルや漂流物もあった。ウミガメの上陸0は悲しい。全国的にもきれいで有名な浜になったら嬉しい」と話していました。

また、小学6年生の児童は「プラスチックや、発泡スチロールが落ちていた。これをきっかけにウミガメがいっぱい来て欲しい」と話していました。