震度6弱の地震から1ヶ月 「南海トラフ臨時情報」パネル展

愛媛県と高知県で震度6弱を観測した地震から17日で1か月です。

徳島県の県立防災センターでは南海トラフで地震が起きた場合に、次の地震への備えを呼びかける、「臨時情報」を知ってもらおうというパネル展が開かれています。

パネル展は、愛媛県と高知県で震度6弱を観測した地震を受けて北島町にある県立防災センターで開かれ、「南海トラフ地震臨時情報」を解説する14枚のパネルが展示されています。

「臨時情報」は、想定震源域や周辺で、マグニチュード6.8以上の地震が起きた場合などにまず、「調査中」という情報が発表されます。

パネルでは、マグニチュード8以上の巨大地震が起きた場合は、「巨大地震警戒」が発表され、津波が到達するまでに避難が困難な地域の住民などは、1週間、避難することになることが漫画で分かりやすく解説されています。

また、マグニチュード7以上の地震などの場合も、「巨大地震注意」が発表され、日頃からの備えを再確認し、必要に応じて自主的に避難するなど、ケースごとに、対策が分かるようになっています。

県防災人材育成センターの高橋風陽さんは、「臨時情報の内容によってとるべき行動が変わります。パネルを見て、今後の地震への対策に役立ててもらいたい」と話していました。

パネル展は6月2日まで開催されます。