阿佐海岸鉄道のDMV 正確な乗客数の把握が困難に

線路と道路の両方を走る、阿佐海岸鉄道のDMV=デュアル・モード・ビークルについて、会社が乗客を重複して数えるなどし、正確な乗客数を把握するのが難しい状態になっていることがわかりました。

DMVは、3年前の12月に運行を始め、県や会社によりますと、乗客数は令和4年度ののべ4万4776人に対し、昨年度は、のべ4万6290人と、新型コロナの5類移行などで増加傾向になっていると見られていました。

しかし、県などによりますと、乗客数は鉄道会社が県に報告したもので、定期券で乗車した人を実際の乗車回数ではなく、見積もりで乗客数として計上したり、企画切符で乗車した人を何度も乗車したように重複して計上したりしたケースもあったということです。

このため、乗客数のデータには見積もりや重複が含まれ、正確に把握するのが難しい状態になっているということです。

原因は、人手不足や、システムの問題があるとみられますが、詳しいいきさつはわかっていません。

阿佐海岸鉄道は、赤字が続き、ことし3月には、運行を効率化するため、平日の便を減便していて、経営改善に向けては、正確な乗客数など、実態の把握が課題となります。

阿佐海岸鉄道は、「予約せずに乗車した人は、運転士が目安として数え、100%正確な数字ではない。今回の指摘を受けて、今後の乗客者数の積算方法はより正確な数字を出せるように県とも協議を進めていきたい」としています。