警察官の仕事 体験イベント 大学生など参加

採用試験の受験者が減っている警察官の仕事に興味を持ってもらおうと、徳島市の警察署で学生たちが仕事を体験できるイベントが開かれました。

2日開かれたイベントには大学生や専門学生など26人が参加しました。

科学捜査のコーナーでは、現場の血のついた足跡を薬品を使って検出する方法を現役の捜査員たちから教わりました。

また窃盗の被害届の作成も体験し、被害者役の警察官の話をメモに取ったあと、書式に記入していました。

徳島県警の警察官の採用試験を受けた人は昨年度261人で平成26年度と比べ30%あまり減っていて、少子化が進む中、警察でも人材の確保が課題となっています。

参加した県内の専門学校生は「小さいときから警察官になるのが夢だったのでイベントに参加しようと思った。警察官の採用や業務について、具体的にイメージできた」と話していました。

県警察本部人事係指導官の竹谷太輔警部はは「人口減少などから警察官の志願者は減少傾向にある。就職先に選んでもらうために警察官がどのようなものか情報発信をしていきたい」と話していました。

警察官の募集は大卒が2日から5月27日まで、高卒が8月1日から8月26日までとなっています。