徳島県内の3月の有効求人倍率 1.31倍 前月とほぼ横ばい

徳島県内の3月の有効求人倍率は前の月とほぼ横ばいの1.31倍となりました。

徳島労働局によりますと、仕事を求めている人1人に対して企業から何人の求人があるかを示す3月の県内の有効求人倍率は「就業地別」で1.31倍で、前の月から0.01ポイントの減少で、ほぼ横ばいでした。

求職者数は1万3328人と前の年の同じ時期と比べて1.7%減少したほか企業からの求人数も1万6196人と2.4%減少しました。

企業からの新しい求人では、飲食業などの求人が前の年の同じ時期と比べて増加した一方、時間外労働の規制が強化されるいわゆる「2024年問題」に対応するために前の月に増えた「運輸業・郵便業」と「建設業」は、いずれも減少しました。

徳島労働局は「求職者と求人数の減少が一過性のものかどうか注視していきたい。人手不足感が高まる企業に対する支援として、待遇や福利厚生など求職者のニーズに応じた求人の条件の見直しを促し、充実を図りたい」としています。