剣山で山開き 登山シーズンの安全を祈願

西日本で2番目の標高を誇る徳島県の剣山で、29日、山開きの神事が行われ、登山シーズンの安全を祈願しました。

標高1955メートルの剣山は、中腹までリフトで登れることから、日帰りで気軽に登山を楽しめる山として親しまれています。

毎年、雪がとけて登山者が増えるこの時期に、山開きの神事が行われていて、29日は、登山道の入り口にある「剱神社」に地元の関係者らおよそ60人が集まりました。

神事では、宮司が祝詞をあげたあと、参列者が順番に玉串をささげ、シーズン中の登山者の安全を祈願しました。

29日は、朝から小雨が降るあいにくの空模様でしたが、リフト乗り場では、もち投げも行われ、集まった登山者たちが山開きを祝っていました。

登山者たちは「頂上からの景色が楽しみです」とか、「山開きは初めてなのでいい思い出になりました」などと話していました。

剱神社の宮司で剣山観光推進協議会会長の馬岡秀雄さんは、「1年の安全を祈願したので、たくさんの人に来ていただいて、安全に登山を楽しんでもらいたい」と話していました。