徳島の阿波踊りを観光客などにも体験してもらうイベント

徳島伝統の阿波踊りに誰でも参加できるイベントが28日、徳島市で開かれていて、大勢の人たちでにぎわっています。

このイベントは、観光客などに徳島伝統の阿波踊りを体験してもらい、その魅力を知ってもらおうと、地元の新聞社が毎年この時期に開いています。

徳島市の徳島中央公園には3つの会場が設けられ、「有名連」と呼ばれる技量の高い踊り手グループを含む、県内外の42のグループの1700人以上が参加しました。

イベントでは、はじめに、それぞれのグループの踊り手が、笛や三味線などで奏でる「ぞめき」と呼ばれるお囃子のリズムにあわせて、息の合った踊りを披露し、訪れた人たちはスマートフォンで写真や動画を撮影したり大きな拍手を送ったりしていました。

また、観光客などが飛び入りで参加して自由に踊れる会場もあり、参加者たちは、踊り手と一緒に「やっとさー」のかけ声とともに腕や足を前に出しながら阿波踊りを楽しんでいました。

大阪から訪れた8歳の女の子は「手をクルクルするのが難しかったですが、踊って楽しかったです」と話していました。

また、漫画の人気キャラクターの衣装を着て参加した徳島市の男性は「毎年参加していますが、最高に楽しいです」と話していました。

このイベントは、徳島市の徳島中央公園で午後4時まで開かれています。