鳴門 伝統工芸品「大谷焼」手ごろな価格で販売 29日まで

鳴門市で伝統工芸品の「大谷焼」を手ごろな価格で販売するイベントが開かれています。

鳴門市に江戸時代から伝わる「大谷焼」は、鉄分の多い赤土を使い、ざらりとした手触りと素朴な味わいが特徴です。

イベントは鳴門市大麻町にある6つの窯元で27日から始まり、皿や花瓶などが通常の2割引きで販売されています。

窯元の1つ「元山窯」ではおよそ2000点が並べられ、訪れた人が鳴門の渦潮をイメージした皿や、鮮やかな青色のカップなどを次々に買い求めていました。

また、大谷焼で作った箸置きが入ったカプセルが、500円を入れてハンドルを回すと出てくる販売機も設置され、動物の箸置きが出た人が「かわいい」と喜んでいました。

香川県から訪れた20代の女性は「すてきな色味の焼き物がたくさんあって、これからほかの窯元にも行くので楽しみです」と話していました。

「元山窯」の田村栄一郎さんは「新生活が始まる時期なので、それぞれの窯元を巡ってお気に入りの器を見つけて楽しんでほしい」と話していました。

イベントは29日まで開かれています。