写楽の藍染め布のモザイクアートお披露目 徳島城博物館

江戸時代の浮世絵師、東洲斎写楽の代表作を藍染めされた布のモザイクアートで表現した作品が26日、徳島市の博物館でお披露目されました。

江戸時代の浮世絵師、東洲斎写楽は詳しい経歴が謎に包まれ、正体はさまざまな説がありますが、徳島藩お抱えの能役者だったとする説があります。

徳島経済同友会では「写楽」の魅力を広く知ってもらおうと、代表作「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」など4点を、藍染めされた布を使ったモザイクアートで表現した作品をつくり、徳島市の徳島城博物館でお披露目しました。

不要になったシャツやカーテンなど布を集め、徳島伝統の藍で染めて1センチ四方に切り、精巧に貼り合わせ、縦1.5メートル、横1メートルの浮世絵を形づくっています。

訪れた人は興味深そうに写真に収めていました。

企画した徳島経済同友会青年部会の有吉栄治郎部会長は「布をはる作業がとても大変で、展示されて感無量です。写楽のゆかりがあることを知ってもらい、徳島を好きになってほしい」と話していました。