大型連休前に 離島結ぶ旅客船の安全点検 牟岐港

大型連休を前に徳島県牟岐町で観光やマリンレジャーで訪れる人が増える離島との間を結ぶ旅客船の安全点検が行われました。

徳島県牟岐町の離島、出羽島との間を結ぶ旅客船が発着する牟岐港には、海上保安部の保安官と地元の警察署の警察官あわせて7人が訪れました。

保安官らは船員の体調管理の記録など書類に不備がないかや救命胴衣が十分に用意され、安全に使える状態か確認しました。

また、おととし4月、北海道の知床半島沖で観光船が沈没した事故を受け、船員に安全な運航と緊急時の連絡体制を整えるよう呼びかけていました。

この旅客船の船長は「大型連休中は釣りやサーフィンに来る人が増える。安全運航を心がけ、出羽島の自然を満喫してもらいたい」と話していました。

徳島海上保安部美波分室の藤田恭弘分室長は「事故がないよう安全運航に努め、万が一のときの連絡体制を確保してもらいたい」と話していました。