氾濫被害のおそれがある中小河川 浸水区域を想定した図を作成

徳島県は台風や豪雨による災害が相次ぐ中、氾濫で被害が出るおそれのある県内の一部の中小河川について、浸水区域を想定した図を作成し、ホームページで公表しました。

全国各地で台風や集中豪雨による災害が相次いでいることを受けて国は3年前に水防法を改正し、洪水や浸水の被害が懸念される大規模河川だけでなく、中小河川についても浸水区域を想定した図の作成を都道府県に義務づけています。

これを受けて、徳島県は対象となる県内の488の中小河川のうち徳島市の新町川や阿南市の岡川など152の河川について、「洪水浸水想定区域図」を作成しました。

想定区域図は、それぞれの河川の流域で想定されている浸水の深さや浸水が続く時間をランク別に分けて示しています。

県は、梅雨の時期までに順次、県のホームページで公表する方針で、このほかの河川についても来年度までに公表することにしています。

県はこの想定区域図をもとに、県内各地で防災の出前講座を開くなどして、住民の迅速な避難につなげていきたいとしています。