英語で2種免許の学科試験 バスなど外国人労働者受け入れで

運転手不足に悩むバスやタクシーなどの自動車運送業界に外国人労働者を受け入れることを政府が決めたことを受けて、徳島県警は運転に必要な第2種免許の学科試験を英語で受験できる運用をきょう22日から始めました。

政府は3月、人手不足の分野で外国人労働者を受け入れる「特定技能」の対象分野にバスやタクシーなどの自動車運送業を新たに加えました。

これを受けて徳島県警は松茂町にある県運転免許センターで、バスやタクシーなどの運転に必要な第2種免許の学科試験を英語で受験できる運用を22日から始めました。

学科試験の受け付けは、平日の午前8時半から午前9時の間に行われるということです。

このほか、県内で暮らすベトナム人が増えていることから第1種免許や原付き免許、それに仮免許などの学科試験について英語と中国語に加えてきょうからベトナム語でも受験できるようになりました。

ベトナム語で試験を受けた男性は「生活のために免許を取りたいと思いました。試験は日本語よりもわかりやすかったのでよかったです」と話していました。

徳島県警運転免許課の内田康夫指導官は、「母国の言語での学科試験で日本の交通法規の理解も深まると思うのでチャレンジしてほしい」と話していました。