「現代の名工」人形師の作品展示会 徳島市

「現代の名工」の人形師が製作した人形を集めた展示会が徳島市で開かれています。

「現代の名工」で徳島市の人形師、甘利洋一郎さんは人形浄瑠璃の人形を50年作り続けていて、アメリカやベルギーの博物館に作品が収蔵されるなど国内外で高い評価を得ています。

徳島市の県立阿波十郎兵衛屋敷では、甘利さんが製作した人形や使用している彫刻刀などおよそ100点が展示されています。

このうち、明智光秀の生涯を描いた演目の人形「光秀」は、1.5メートルほどの大きさで、両目の外側が高くつり上がり力強い表情が表現されているほか、手の指は2つの関節が動く精巧な作りになっています。

また、大阪府能勢町の人形座が演目で使っている耳が大きく水色の顔をした宇宙人の人形も飾られ、現代的なテーマに伝統の彫りや塗りなどの技術が組み合わさった作品になっています。

このほか、ちりめんで頭や体の部分を覆った風神と雷神の人形なども展示されています。

甘利さんは「まだまだ勉強したいし進化できると思っていて、人形を作ることに終わりはありません。新しい作品と古典的な作品のよさを比較してほしい」と話していました。

この展示会は来月26日まで開かれています。