「全国学力テスト」県内でも1万人余の児童と生徒が臨む

小学6年生と中学3年生を対象にした「全国学力テスト」が18日、全国一斉に行われ、県内では1万人あまりの児童と生徒がテストに臨みました。

全国学力テストは、文部科学省が子どもたちの学力を把握して授業の改善に改善につなげることなどを目的に17年前から行っています。

ことしは「国語」と「算数・数学」の2教科が実施され、県内では小学6年生と中学3年生あわせて、およそ1万800人が参加しました。

このうち、徳島市の論田小学校では6年生の59人がテストに臨み、教室では問題用紙が配られたあと一斉に問題に取りかかりました。

徳島県は去年の全国学力テストで中学の「数学」以外の科目で小中学校とも平均正答率が全国平均を下回りました。

県教育委員会はとくに国語の「読む」と「書く」の学力に課題がみられたとしています。

18日の全国学力テストの結果は、文部科学省がことし7月下旬をめどに公表する予定で、県教育委員会は学力と学習状況を把握し、改善に向けた取り組みを進めたいとしています。