愛媛高知で震度6弱 後藤田知事「支援できる態勢の維持を」

愛媛県と高知県で震度6弱を観測した地震を受けて徳島県の後藤田知事は、今後1週間、要請があれば、震源地に近い愛媛、高知、大分の各県に対し、支援できる態勢を維持するよう職員に指示したことを明らかにしました。

後藤田知事は、18日午前、県庁で臨時の記者会見を開きました。

このなかで後藤田知事は「被災された人に心からお見舞いを申し上げる。今後1週間は震源地の地域への支援体制を整えたい」と述べ、現地から要請があれば、愛媛、高知、大分の各県に対し、応援の職員を派遣するなど支援できる態勢を維持するよう職員に指示したことを明らかにしました。

また、徳島県内では被害は確認されていませんが、この地震を受けて県内の市町村長に対し、南海トラフの巨大地震や「中央構造線断層帯」の地震を想定して、それぞれの自治体で、住民の避難場所や避難経路の安全性が確保されているかどうかあらためて確認するよう呼びかけたということです。

そのうえで後藤田知事は「県民は非常用の持ち出し袋や家庭の備蓄を再確認してほしい」と述べ、災害への備えを呼びかけました。