遠藤市長が初登庁「市民の目線で一緒によい徳島市作りを」

4月7日の徳島市長選挙で返り咲きを果たした遠藤彰良市長が18日、市役所に初登庁し、「市民の目線で一緒によい徳島市を作りましょう」と職員に呼びかけました。

徳島市の遠藤市長は今月7日の市長選挙で、元衆議院議員の新人を抑えて、2回目の当選を果たし、徳島市長に4年ぶりに返り咲きました。

18日午前8時半ごろに初登庁した遠藤市長は市役所前の広場で市民らに出迎えられたあと庁舎内に入り、市長室前で職員から花束を受け取りました。

続いて市長室で業務の引き継ぎを受けたあと、部長会議に臨みました。

この中で遠藤市長は「市長が替わった機会に原点に戻って自分たちが市民のためにできることは何かを考えてほしい。検証すべきところは検証して一緒に前に進めていきたい」と述べました。

つづいて、庁舎内の放送で職員に対して「どんな事業をするにも職員のみなさんの力が必要不可欠です。市民の目線でいっしょに汗をかいて一緒によい徳島市を作っていきましょう」と呼びかけていました。

遠藤市長は、就任後、初めてとなる記者会見で「市民のための市役所にしなければいけない。すべての部局の職員と話をして市政を進めていきたい」と述べました。

また、周辺の自治体との広域整備を公約に掲げたごみ処理施設の整備について、18日から周辺の自治体を回って話し合いを進める考えを
示しました。

【知事と面会「県市協調でまちづくりを」】
遠藤市長はこのあと県庁を訪れ、後藤田知事との面会に臨みました。

この中で後藤田知事が「徳島県を全国や世界に発信するために胸襟をひらいて県議会や市議会に丁寧に理解を求めながら意見交換をしていきましょう」と述べたのに対して、遠藤市長は「同じ方向を向いて県と市で協力していきたい」と応えていました。

面会後に、報道陣の取材に応じた遠藤市長は「後藤田知事とは県市協調でまちづくりを進めていくという確認ができた。特にJRの車両基地の移転に関する協定に関しては、県としても誠実に対応するという言葉もいただいたので、今後、議会に説明しながら解決に向けて進めていきたい」と話していました。