徳島市 内藤市長が17日の退任を前に記者会見

徳島市の内藤市長は、17日の退任を前に会見し、今後について、「徳島のため、社会のため、できることをやりたい」と強調しました。

内藤市長は、4年前の徳島市長選挙で初当選し、当時歴代最年少の女性市長として注目されましたが、4月行われた徳島市長選挙に立候補せず、17日に退任します。

16日に市役所で記者団に対し、在任中は、新型コロナウイルスの影響を大きく受けたとしたうえで、やり残したこととして、阿波踊りの振興や中心市街地の活性化、防災対策などを挙げました。

また、みずからのリコール、解職請求の署名集めについては「政治闘争とか選挙の対立を引きずった部分もある。リコールは政治家の首を取ること。重さをそこまで考えずに署名した方もたくさんいた」と改めて批判しました。

そのうえで、今後について問われると「徳島のため、社会のため、できることをやりたい」と強調しました。

さらに「女性だからか、若いからか、徳島だからなのか、うわさをたくさん流された。政策への批判より個人へのひぼう中傷が目立ち『私も政治家や首長になりたい』と言っていた女性が『なりたくないかも』と言う人もいた。女性のエンパワーメントやコミュニティーの形成に尽力したい」と述べ、女性の向上にも力を入れる考えを示しました。