新人銀行員47人 四国霊場の札所を歩いて巡る研修

4月、徳島県の銀行に入ったばかりの新人行員が四国霊場の札所を巡る研修を行い、27キロから37キロを歩いて巡りました。

研修は、徳島市に本店のある徳島大正銀行が毎年、行っていて、ことしは、鳴門市の1番札所・霊山寺に今月入行した47人が集まりました。

初めに、板東豊彦頭取が「心技体の心と体を鍛えて、目標に向かって頑張ってほしい。遍路を歩いて徳島県の歴史と文化を体験してもらいたい」と激励しました。

このあと、新人行員は、頭取に見送られ、1キロほど離れた2番札所・極楽寺まで、同期とことばを交わしながら歩いて向かいました。

極楽寺では、住職が参拝の作法を教えた上で、「お遍路では事前準備が重要で、それは銀行での仕事にもつながる」などと伝えていました。

新人行員は、12日午後5時前まで女性は、阿波市にある10番札所・切幡寺までの27キロ、男性は、吉野川市にある11番札所・藤井寺までの37キロを目標に歩いて巡りました。

新人行員は、「社会人として自覚がどんどん出てきました。歩いている途中でも地元の人から声をかけてもらったので、地元の人たちに寄り添える銀行員になりたい」と話していました。