タブレット故障原因 納入会社見解に教育委 “納得できない”

県立高校のタブレット端末の故障の原因は「製品の不良ではなく学校の保管状況が影響している」などと納入した会社が見解を示したことについて、11日開かれた県教育委員会の会合で委員からは「見解には納得できない」など不満の声が相次ぎました。

県立高校のタブレット端末は、全体のおよそ6割にあたる9400台あまりでバッテリーが膨張するなどの故障が確認され、端末を納入した四電工は3月、故障の原因は製品の不良ではなく学校での保管状況が影響して、バッテリー内部でガスが発生したためだとする見解を示していました。

これについて県庁で11日開かれた県教育委員会の定例会で、県の担当者が「保管の環境が原因であるなどと受け入れがたい見解が述べられている」と述べました。

続いて出席した委員からは「会社側の発言は納得できない」といった不満の声が相次いだほか、県教育委員会に対して徹底した調査を求める意見も出ました。

この四電工の見解に対して後藤田知事も4月5日の会見で「保管状況が悪いという答えには納得できない」などと述べていました。