戦国武将 三好長慶 題材の本や漫画 経済団体が図書館に寄贈

徳島ゆかりの戦国武将、三好長慶についてより知ってもらおうと地元の経済団体が、長慶を題材にした本や漫画を徳島市の市立図書館に寄贈しました。

三好長慶は、いまの徳島県三好市で生まれ、四国や近畿地方を広く勢力下に置いたとされる戦国武将です。

徳島市立図書館では、9日、関連する歴史書や小説、それに漫画およそ20冊が寄贈されることになり、徳島市教育委員会の松本賢治教育長に目録が手渡されました。

贈呈式では、徳島経済同友会の長岡奨代表幹事が「徳島が誇れる武将のいろいろな本を読んで愛着を感じてほしい」と述べました。

寄贈される本のうち三好長慶を題材にした漫画は徳島経済同友会が地元の子どもたちに長慶を、より知ってもらおうとつくったもので専門家が監修して徳島市内の漫画家が描きました。

図書館では、今月下旬から寄贈された本を集めた特設コーナーを設けるほか、8月からは所蔵する長慶に関するおよそ30冊の本とあわせた常設コーナーを設置することにしています。

長岡代表幹事は、「三好長慶は戦国武将というだけではなく、幅広い趣味をもった人物だった。多くの人に郷土が誇る人物を知って欲しい」と話していました。