障害がある人が制作した雑貨やアート作品の販売会 石井町

障害がある人が制作した雑貨やアート作品を販売するマルシェが石井町で開かれました。

この催しは石井町の社会福祉法人が毎年開いていて、会場のショッピングモールでは、障害がある人およそ150人が制作した雑貨やアート作品などが販売されました。

会場では作品を制作する実演も行われ、このうち紙を巻いて作る「ペーパービーズ」のアクセサリーは、ペンを使ってさまざまな色を紙に塗って鮮やかなデザインに仕上げていました。

また、木彫りの食器は、彫刻刀で削ったあと手触りを確かめながら何度もやすりがけをして作られ、制作した男性は「力を込めすぎずに削るよう気をつけています。買った人に喜んでもらえたらうれしい」と話していました。

訪れた30代の女性は「かばんやマグネットを買いました。自分では普段思いつかない色合いをしていて、身に着けると明るい気持ちになります」と話していました。

イベントを主催した社会福祉法人カリヨンれもんの大久保菜々さんは「障害のある人も仕事としてやりがいを持って商品を作っている。障害者や施設への理解を深めるきっかけになってほしい」と話していました。